ブラック経営者の特徴
自分、8社ほどブラック会社、もしくはブラックな扱いをする会社に居ました。
だからこそ、転々と7回も転職を繰り返したわけです。
決して仕事に飽きて手抜きをしたとか無断欠勤したとかではありません。
ブラック会社の定義。
それは社員の扱いが酷く長時間に渡り拘束し
超安価な給料で働かせる、一種奴隷扱いをする会社の事。
しかし、そこにしがみつくしかない「お金」という生活必需品がある現実。
そんなに酷い扱いなら辞めて次を探せば良いじゃないか。
この意見も間違いではありません。
しかしこれが通るのは…35歳未満かな。
35歳を超えると再就職率は一気に低下します。これはもう、間違いない。
日本の法では年齢で雇用を分けてはダメ、というのもあるのですがザル法なんで。
「若年層の長期育成の為」とか適当な事由を付けていくらでも年齢制限をかけます。
また、ダメな人というのはダメだからこそ簡単に転職が出来ないんです。
能力的、スキル的に人より劣っている。もしくは仕事の成長が遅いから。
結局、法律は真の弱者を守りません。
ブラック会社やその経営者独特の特技があると昨日の記事に書きました。
特殊能力という言い方でも良いのかもしれません。
彼ら、彼女らが長けているのは
弱者のオーラを無意識下に素早く見抜く能力
昨日の記事にも書きましたが…
- 恫喝や威圧に弱い
- 人が良く、NOと言えない
- 強気に出る事が無く常に弱腰
- 簡単に転職が出来ないであろう能力やスキル
- 待遇に不満足であっても忍耐強く頑張れば何時かは…と思う
- どうせ自分はこれくらいが分相応だと諦めの思いも持っている
無意識下にこういう人を見抜き採用します。
だって酷い待遇でも辞められなさそうだし気が弱いから意のままに扱える。
安い賃金で搾取出来るなんとも便利で美味しい人材なのでこういう人を雇います。
以前の記事で書いたようにダメな人は現代社会に於いては損しかしません。
しかしここで気になるのが会社が成り立つ組織の図。
どんだけブラック会社が社員を奴隷のように扱いたくても
経営者1人で大多数の奴隷は扱えないのです。管理が行き届きません。
社長の腰巾着となれる人材が数人、そして大多数の奴隷社員。この構図です。
つまり社長の腰巾着になれる人材は奴隷みたいな扱いよりはかなりマシ。
役職の付いた上司という奴隷管理人が居てさらに元締めの社長が居ます。
役職の付いた上司…この位置に居られる人はブラック会社とはあまり思わないですよね。
賃金も良く自分の思うがままに操れる部下という名の奴隷も居るし
社長の意に沿った行動であればけっこうな高待遇で居られるんですから。
問題はその下の奴隷社員(アルバイトやパート)という立場に居る大多数。
ここがブラック会社を嘆きつつも簡単にサヨウナラ出来ない立ち位置の人。
弱者オーラを放っているダメな人達…というわけ。
こうやって第3者目線で観察し自分が受け続けた事を考えて
こういう事実を確認するってけっこう、気が重いしますます自分が嫌になります。
ダメな人。要は今の社会の枠組みからすれば使えない劣った人材である。
…と自身でしっかり認識し確認をしないとならないのでシンドイです。
誰だって自分自身がダメなんて知って嬉しいわけありません…
が!
ダメな人=何もかも諦めなきゃならない?ずっと搾取され続けるしかない?
ってわけじゃないのです。
ただし脱ダメな人…そして脱弱者は簡単な道のりではありません。
簡単ではありませんが不可能でもないのですからやる価値は十分にあります。
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